ヒトラーはユダヤ人と友達だった?関係のあった4人を紹介

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昔から「ヒトラーはユダヤ人と仲が良かった」という噂がありましたが、真実だったようですね。

イギリスBBCによると、2018年に有名なオークションサイト「Alexander Histrical Auctions」で、ヒトラーとユダヤ人少女が仲良く映っている写真がオークションにかけられました。

BBCより引用>

ヒトラーは宣伝のために子供と写真を撮ることが多かったのですが、この少女・ローザ・ベルニーヌ・ニナウ(Rosa Bernile Nienau)とは何度も写真を撮り、別荘にも母親も一緒に招いたそうです。

ちなみにこの写真は、ヒトラーの専属写真家のハインリヒ・ホフマンが1933年に撮影したもので、署名入りの写真だと言います。

二人の出会いは、ローザさんと母親がヒトラーの別荘に誕生日を祝うために訪れた時に、偶然ヒトラーがこのローザさんと自分の誕生日が同じだと知り、そこから頻繁に文通をしたり、会うようになりました。

が、ローザさんの母親がユダヤ人だと分かると、ヒトラーの個人秘書から「連絡を取らないように」と告げられ、それ以降は手紙も書かず、会うことも無かったようです。

ヒトラーは、この秘書の行動を快く思っていなかったそうですね。

ちなみにローザさんは戦火を生き抜くことなく、ポリオが原因で1943年に亡くなりました。

その他のユダヤ人

ヒトラーのユダヤ人の友達

ヒトラーにはユダヤ人との関係が噂されており、有名なユダヤ系の人物を紹介します。

Stefanie Rabatsch

ヒトラーは少年時代に、ユダヤ系と思われる名前の女性に恋をしていたと、海外では何冊も本になっています。

その女性の名前は、Stefanie Rabatsch(シュテファニー)と言い、この事はヒトラーの子供時代の友達であるAugust Kubizek(アウグスト)によって公表され、彼の本(Adolf Hitler My Childhood Friend)にも書かれています。

だたしシュテファニーは、そんなヒトラーの思いに全然気づいてなかったと公表しています。

Emil Maurice

エミルはナチ党のSSに所属していた軍人で、ヒトラーの最初の私用運転手でした。

ただし、彼はユダヤ系ドイツ人だったのです。

しかも彼の兄もSSだったのです。

ナチスにユダヤ人がいたってことが衝撃的ですね・・・。

ヒムラー(ナチスの官僚でヒトラーの側近)はエミルをSSから追放したかったのですが、ヒトラーは1919年から長くナチスに入党していて、個人的にも繋がりがあったエミルのためにヒムラーに手紙を書き、エミルと彼の兄弟を追放しないようにしました。

Eduard Bloch

エドゥアードはオーストリアのリンツにいた医者で、ヒトラー家のファミリードクターでした。

ただし、彼はユダヤ系のオーストリア人でした。

戦火が激しくなり、ドイツにオーストリアが併合されてからは、ユダヤ人であるエドゥアード一家の生活はかなり厳しくなりました。

そこで元主治医と言う事でヒトラーに助けを求めたところ、ゲシュタポ(ドイツの秘密警察)の保護下に置かれ比較的安全に暮らせたということです。

その後1940年にアメリカに移住した際も、この時代のユダヤ人には珍しく、持ち家を一般の価格で売れたり、この時代のユダヤ人は10ライヒスマルク(当時のドイツの通貨)までしか国外に持ち出せなかったのですが、16ライヒスマルクまで持ち出せたりとかなり優遇されていたようです。

最後に

以前「なぜヒトラーはユダヤ人を虐殺したのか」でもお伝えした通り、やっぱりヒトラーは、ユダヤ人を憎んでいたわけじゃなく、民族主義やプロパガンダのためにユダヤ人を標的にしていただけなんでしょうか?

それとも恩は恩で返す人だったのか・・・

謎は深まりますね。