国連がイスラエルのヨルダン川西岸の入植をサポートした企業を発表

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国連がやっっっっと発表しましたね。

ん?何をって?

ヨルダン川西岸地区に、イスラエルが(違法に)入植したのをサポートした企業たちです。

知ってました?海外ではボイコット・イスラエルと言って、イスラエルの横暴を許さないから、親イスラエル企業やユダヤ系企業の商品の不買運動やデモが頻繁に起こっていたんですよ。

この時は、みんなも知っているような有名企業が標的になりましたね。

「世界に溢れる影響力のあるユダヤ系アメリカ人の名前」で有名なユダヤ系の人物をいろいろと紹介しましたが、今回は国連人権事務所が正式に発表したイスラエルの違法入植をサポートした企業を紹介します。

イスラエルのヨルダン川西岸への入植

まずは、なぜイスラエルがヨルダン川西岸に入植したことが問題なのかを紹介します。

下の写真を見て欲しいのですが、白い部分がイスラエルが無理やりパレスチナに建国した場所で、左の1947年当時はそこまで大きな領土ではありませんでした。

ユダヤ人が嫌われる理由 <palestineportal.org より参照>

しかし2005年のものを見ると、緑のパレスチナ領土がほとんどなくなっていますよね。

そうです。武力行使によって領土を年々奪っているのです。

ヨルダン川西岸は元々パレスチナの領土で、第一次中東戦争後半にヨルダンが占領し、1967年の第三次中東戦争でイスラエルが占領した地域なんです。

今はパレスチナ政府とイスラエル軍が統治しています。

ん?パレスチナ政府とイスラエル軍?

はい、そうなんです。1つの国の政府と他国の軍隊が統治している場所って言うのも珍しいですね。

というのも、この地域はユダヤ教・キリスト教・イスラム教の始祖アブラハムのお墓がある場所で、ユダヤ人にとってはかなり重要なのです。(パレスチナ人にとっても大事です)

また、安全保障上必要な土地だし、水資源の確保のためにもイスラエルは手放せないのです。

手放せないというか、はっきり言うと核で脅しているだけなんですけどね。

イスラエルは核保有国なので、パレスチナは強く出れないんです。

おそらくですが、ガザ地区を2005年に返還したのは批判をかわすためと、1つ返したからここはいいでしょ?みたいな感じでしょうね。

なぜ欧米でユダヤ人は嫌われる?で「なぜイスラエルは建国できたのかや、パレスチナ紛争」の事を解説しているので、こちらも読んでみて下さい。

今回の国連の報告書は、こんなイスラエルの横暴を目の当たりにしても、イスラエルのヨルダン川西岸の入植を助けた企業名なのです。

前振りが長くなりましたが、今からイスラエルの不法行為をサポートした企業を紹介します。

親イスラエル企業

イスラエルのヨルダン川西岸の入植を手助けした企業

多すぎるので、イスラエル企業以外紹介しますね。

企業名国名
エアビーアンドビー(Airbnb)アメリカ
エクスペディア(Expedia)アメリカ
モトローラ(Motorola Solutions)アメリカ
トリップアドバイザー(TripAdviser)アメリカ
Booking Holdingsアメリカ
General Millsアメリカ
Booking.comオランダ
Kardanオランダ
Altice Europeオランダ
Tahal Groupeオランダ
eDreamsルクセンブルグ
Greenkote P.L.Cイギリス
Opodoイギリス
Jc Bamfordイギリス
Alstomフランス
Egis Railフランス
Indorama Venturesタイ

旅行関係、建設関係の会社が多いですが、かなり控えめな発表になっていました。

まぁこれは、直接的にヨルダン川西岸入植をサポートした会社名なのでこうなりましたが、間接的に言えばもっともっと多いですよね。

「ボイコット・イスラエル」の対象になっていた会社は、コカ・コーラやマクドナルド、カルバンクライン、ギャップなんかもありましたしね。

こちらの「ユダヤ系企業を網羅・あなたの日常に彼らは入り込んでいる」で有名ユダヤ系企業を紹介しているんで、是非読んでみて下さい。

<参照・国連人権事務所レポート

最後に

日本ではイスラエルに対してそこまで悪いイメージを持っている人は少ないと思いますが、海外ではアンチ・イスラエルは多いですね。

私も日本にいた時はイスラエルのイメージって、日ユ同祖論や、ヒトラーがユダヤ人を虐殺したとか、そういったイメージしかなかったですが、こっちでは嫌われている感じがしますね・・・。

こちらなぜ欧米でユダヤ人は嫌われる?も併せて読むと、なぜこんなにイスラエル・ユダヤ人が嫌われているか分かるので、是非どうぞ。